未だ来てない。
松閣です。
ブログ、毎日いろいろ書いてはいたんすけど、消したりなんたりで更新には至らず。
なぜ消すかというと、内容がつまらないからです。
個人的に興味のあることを書いても、それがエンターテイメントになってないと、オナニーでしかないように思われて恥ずかしくなってくるのです。
もちろん、オナニーを見られて興奮する人も世の中にはいますけどね。そういう変態的なの嫌いじゃないですよ。
ともかく、今日こそは消さずに更新まで頑張ります。
前から言ってるんすけど、山が欲しい。
山に籠りたい。
んで、気が向いた時に売地とか調べたりするんすけど、山奥のペンションとかが売りに出てたりする。いいすねー。
金額的に……いまの貯金を倍にしないと手が届かないすけどね。
そういう山奥のペンションを買って、俺と似たような――君たちのような社会不適合者を集めたい。
晴耕雨読。
夜には暖炉を囲んでお話しするワケですよ。どうやって政府を転覆させるか、を。
そもそもね、世の中、住宅費が高すぎるんすよ。一般的に収入の3分の1ぐらいが住宅費にあてられるらしいから、そのぶんを俺のペンションに収監することで浮かせるワケっすよ。
食費と家賃を君たちから3万ぐらいピンハネさせてもらって、食材とかをまとめ買いと自家栽培で安くするワケ。
これなら、10年暮らしても360万。
君たちは月3万だけ稼げばよい。バイトでも充分にまかなえる。年金生活に入ってたら楽勝じゃね?
まぁ、結婚とか諦めなきゃ、だけど、むしろ全てから解放されて楽かも知れないすよ?
結婚しなきゃ、一生孤独だ! みたいな固定観念もあろうが、いまや夫婦の3分の1が離婚する時代であるし。
こんな不安定な時代なら、社会不適合者同士が肩を寄せ合って生きる方が合理的なんじゃないかなと。
ロビーでテーブル囲んでソファでダラダラしてたら喋りたい奴は来るだろうし、寂しくないんじゃね?と。
あ、でも、仲違いするか。
「◯◯さんだけは我慢ならん!」
「追い出してくれ」
とかなったら、空気悪くなるものな。
社会不適合者のコミュニティーでさらに不適合になったら立つ瀬もなかろうて。
当然、個人の個室は用意するけど、そこで引きこもりもねぇ……。
でも、そこで俺が権力を振るい、「◯◯君は反社会的である。ゆえに施設からの退出を命じる」とか強権ふるったら、これはこれで、「松閣の機嫌とらなきゃ、追い出される」って君らが怯えて、これもまた息苦しい。
だって、食前食後の『偉大なる始祖、松閣さんに捧げる歌と踊り』は、本当に、心から俺を崇拝した上でやって欲しいですもん。
俺は在りし日の金正日みたく、それを一身に受けて、「よいぞ、よいぞ」と拍手していたいもん。
だから、揉め事にならないよう、君らを常時監視する必要があるっすね。
君らの各部屋に盗聴器と隠しカメラを設置し、不穏な動きを全てキャッチすると。
んで、何かしら怪しければ、秘密警察役を任命された誰かが、『反社会的不穏分子』を粛清する、と。
俺はまた「よいぞ、よいぞ」ですよ。優秀な部下を褒め称えるワケですよ。
当然、反発する人も出るかと思うので、事前に弱みを握る必要はあるよね。
弱みを握られた君たちは、毎日畑の開墾と施設の増築という強制労働に従事してもらうワケすよ。
ここら辺から、君らの親族とかが俺の悪口を言いふらし、「家族を返せー」などと施設の前でシュプレヒコールしたりする。
もちろん、こちらとしては、本人の意思でこの施設に来たワケだから、いわれなき非難であると。
当然、君たちはそれぞれ弱みを握られてるから、出るに出られない。脱走しようにも、秘密警察がペンションの外を巡回してるし、カメラも増設された。
そこで、被害者家族に依頼された警察がやって来るワケだが、もちろん生きては返さない。
ここは聖地なのだ。土足で踏み入るという事は始祖松閣を侮辱する行為である。
そうして警官を捕縛すると、今度は機動隊が盾をカシャカシャ鳴らしながら施設を取り囲むワケね。
この頃には君たちの中にも狂信的なのが生まれてて、俺の指示に盲目的に従う。
俺が「あの公権力の犬どもに、偉大なる裁きを」とか何とか言ったら、細かい指示を受けるまでもなく、爆弾を体に巻きつけて突っ込んで行く。
でも、そんな抵抗も虚しく、やはり武力で劣る我々は、ガス弾投入からの機動隊突入で、あっさり身柄を確保されるワケですよ。ふがいなくも、ね。
そして、マスコミが焚くカメラのフラッシュに照らされながら、移送車に連れ込まれてゆくんすね。
もうね、裁判になったら、君らの中にも「私は騙されたのです」と、すぐにマインドコントロールが解ける輩が出てくるすわ。
「私は、ついて行く人を間違えた。私たちが粗食に耐えているなか、始祖松閣は毎日ケンタッキーフライドチキンとローソンのからあげクンと、ソーセージばかり貪って……。女は好き勝手に抱くわ、ゲームでズルはするわ……。ひどい暴君でした」
とか週刊誌が喜びそうなネタをどんどん提供するワケですよ。ちなみに全て事実なわけですよ。
俺、立場わるいよね。
もちろん、逮捕を逃れた構成員が、外部から俺を逃がそうと画策するんすけど、日本の公安は優秀だからそれも難しい。
そうして、刑が確定するまでの間に俺はある物語を書く。
それは、ある少年少女が、地下の施設に住んでいる描写から始まる。
その冒頭は、こうだ。
――自分が生きているかどうか知りたかったら、手首を齧ってみるといい。
総統閣下、アフガンストールとバラクラバの準備はできております。
あとは閣下の号令を待つのみです。
>>あい軍曹
では世界同時革命を始める。腐った世界に革命の光を!