月を眺めるに背が高い必要はない 4

日没ばかりを探していると、夜明けを見逃す。

長い階段を不確かに登ってゆく 何もない世界は夢 4

長い階段を不確かに登ってゆく 何もない世界は夢
鉄色に街は吠え立てる。 僕は深い谷へ 僕は街の隅へ。 身体も、過去も、未来も、曇った小瓶のなか。