されど、心の目は開いておる。 2

見えない物を見ようとして望遠鏡をのぞき込んでも、やっぱり見えないと思うんだ。
だって見えない物なんだから。




 

レイ・ブラッドベリの小説に10月はたそがれの国というのがありまして、昔から10月が好きです。
ちなみに10月10日ぐらいをメドに静岡に引っ越すことが確定しました。
サヨナラ、関西。俺はチャーを飲んで暮らします。

引っ越すに当たって、何か用意すべき物はないかなと考えてたんですが、メガネが欲しい。

俺、余り知られていませんが超ド近眼で、コンタクトを外したら0.01ぐらいなのですよ。
けれど、メガネはすぐに壊す。

ボーッとしてるから、電柱とか壁とかに顔面から衝突して真っ二つに折れたりします。いままで3つは壊しました。

ならば、ということで、いろんな人からレーシックを勧められるんですが、もうね、眼球にメス入れるなんて正気かと。

万が一失敗したら――。


syu-
 

んで、こうなる↓

 

syu


なんで手術失敗したぐらいで聖帝十字陵の石を積まなあかんねんと。
レーシックはこのようなリスクが多すぎる。

でもこのままじゃ、視力低下しすぎて失明の恐れもあるもんなぁ……。
まぁ、見たいとも思わぬ世の中ですが。

グダグダ言っても仕方ないので、メガネにすることにしました。家にいる時ぐらいはメガネで過ごす計画。

というわけでどんなタイプにするかプランを練る。

■プランA
殺し屋レオン風

planA
丸いサングラスと、タイトなニットキャップでシックな装い。
このスタイルにすることによってローティーンのお嬢さんにモテるかも知れないという特典付き。
でも、なんだか、一時期こういう人が沢山いましたよね。
映画に影響されたと思われるのはシャクなのと、一歩間違えばCHAGEの人やPOPなナガブチとも間違われかねないリスクを背負う。


■プランB
ラテンなミレニアム眼鏡

planB
2000年の大晦日に大量発生したミレニアム眼鏡。
ポイントはあくまで『2000』もちろん2001から2009、工夫すれば2010でもいけるんですが、あえて一番古いのをチョイス。
これをかける事によって、誰かと会った時に
「えっ!? この人、もしかして13年も着けっぱなしなんじゃ!?」
と相手を困惑させ、精神的ダメージをあたえることができる。



■プランC
アメコミ風SFバイザー

planC
むろん、メリットは戦えること。
格好いいので個人的にはイチオシであるが、北斗の拳のザコキャラにも似たようなのがいて、そのコスプレと間違われるリスクもある。


■プランD
米国特殊部隊仕様スターライトスコープ

planD
夜空の星の明かりでも何千倍に増幅し、暗闇の中でも行動できるように作られている。
ほら、画面全体が緑色っぽく見えるやつですよ。
実に格好いいが、下着ドロが装備して犯行に及ぶことが多々あるらしく、これで街を歩いていると任意同行を求められるのは必死。
最近の下着ドロはハイテクなんですね。


■プランE
面倒なので機械化

planE
最終形態。
これなら頭の内部にスターライトスコープもSFバイザーギミックも仕込める。
モニター部分に『2000』って表示させたら困惑もさせられるし、半永久的に生きられる。
ただ科学技術が追いついていない。


■プランF
あえて、違う場所に目をつける。

planF
うむ。斬新。バイオ工学バンザイ。
これならわざわざ顔を近づけなくても手を伸ばすだけでよく見えるし、眼鏡も不要になる。
どんな視界になるか想像すると酔いそうになりますね。操作に両手を使うスマホユーザーにはオススメできないスタイルでもある。
しかし、汚い話であるが、自分で自分を慰める時にですよ、その、手のひらに目があったら……なんというか、直視っていうんですかね。んー。
いや、考えてみたらデメリットの方がおおいっすわ。しょうもないアイデアめ!
痴漢とか盗撮する人は好むかも知れませんね。俺はパスします。


■プランG
むしろ、見ない。

planG
見ようとするから眼鏡なんて物が必要になるのですよ。
だったら全てを見ないようにすればいい。無の境地に達してしまえばこっちのモンすよ。
現実から目をそらし、脳内で見たいものだけ想像して一生を送るのです。
ただ世の中にはコレを実践している人たちが少なからず居て、ロクでもない人生を送ってらっしゃるようなので遠慮したい。

他にも
『見てもらう』
『千里眼能力を身につける』
『見たふうを装う』
『ウォーリーになって捜される』
『首が伸びるように改造』
などとアイデアは尽きないが、面倒になってきたのでこの辺にしておく。
なんだか眼鏡関係なくなってきてるしね。

余談であるけれど、『眼鏡をかけると賢そうに見える』と言い張る人は俺以上の情弱だと思う。
世の中には駄目な眼鏡の方が多い。
マントを着けているのがヒーローだとは限らないし、全ての鳥が飛ぶワケじゃない。
よくわからないけれど、それが世の中。


2 thoughts on “されど、心の目は開いておる。

  1. Reply 10月 3,2013 3:40 PM

    前から思ってたんですがおるたさんって絵上手いですよねw


    駄目な眼鏡の方が多いのは激しく同意です

    (⌒∀⌒)ワタシモメガネ

    • Reply まつかく 10月 3,2013 11:43 PM

      >>蘭さん
      今や眼鏡は知性を象徴するものじゃなくなりましたよね。

      ファッション・アイテムというか、キャラクター・アイコンというか、はたまたプレイの一環というか……色々と奥深い世界ではあります。
      眼鏡っ子萌。

Leave a Reply to まつかく Cancel Reply