だからドロシー、名前をください 4

かりそめでなく、レプリカでもなく、本物の名前を。



ご無沙汰しております松閣オルタでございます。
前回の更新からかなり時間が経ちましたが、皆さん壮健でやっておられますでしょうか。
壮健すぎて、「なんだよ、13月の解放区も、偽名仮名もオルタイムもオカクロも全然更新してないじゃないか! やる気がないならやめちまえ! かわりならいくらでもいるんだ!」と居丈高に食ってかかってきそうですが、ここは文明人らしく話し合いましょう。

これは擬態です。忍法ニセサボりなのですよ。サボってる、と憤慨した方々はまんまと俺の術中にはまっていたわけです。騙されなかったアナタはさすがです。
試すようなマネをしてすみませんでした。

ともかく、イイワケを言わせて貰えば、更新って大変だよね、ってことです。
1日大体1000文字。一週間で7000文字。一ヶ月で3万文字。
1000文字って、だいたいメールで言えば統計上カップルが別れ話メールに使用する文量に相当するわけですね。いわゆる長文という奴です。それを毎日……あーイイワケ書くのも面倒になってきました。
結論から言えば、本当にすいませんでした。反省してます。

実際のことを言えば、最近、残業と休出ラッシュで疲れ切ってました。
月末に向けて少しはマシになるかと思いますんで、頑張ります。


ちょっとだけ真面目な話をさせて下さい。
下ネタを期待していた方は次回まで我慢して、今回はブラウザを閉じて下さい。

では本題。

余談ですが星新一賞、出しました。
なんか、複数送ることができるみたいで、チャンスを増やすために5作ほど送っておいた。どれを送ったかは内緒ですやで。

んで皆の意見も考慮しつつ、今まで書いた奴をザラッと読み返して、俺は思った。
「なんだよ、ぜんぜんSFじゃねぇじゃん! 理系の理の字もねぇわ!」
ほとんどの作品が俺の判断基準で言えば、ファンタジーに属するものばかり。最近評価が高まってきた兵隊の森もどっちかてーとファンタジー。
しかし、ゆるふわな感じではないので、ブラッドベリとかヘンリー・スレッサーのダークファンタジーに近いのかも。300億の孤独もそうだと思う。

俺は浅はかだった。なんか、ショートショート=SFという固定概念からSFカテに登録してすみません。カテ1位とか頂いて恐縮です。

んで、「これじゃ、星新一賞はだめかのう」とか思ってたら、なんか星新一はブラッドベリの火星年代記に憧れ、スレッサーの技巧に学んだという話を聞いた。ルーツのひとつなんだと。ぜんぜん作風違うのに!
紆余曲折はあったモノの、俺も星御大と同じ道を歩んでいるのか、と嬉しくなった。

やっぱ、長編も短編も、適当に書いてるようでいて、バックボーンというかインプットというか、そう言うモノが俺の中にあるんだなぁ、と。
面白いことに、読者の人から「松閣おすすめの小説を教えて」と言われてそれらを提示しても、たいてい「うーん。いまいちでした」という感想が返ってくる。
短編で言うと、星新一はともかく、大ブラッドベリ、マシスン、フレドリック・ブラウン、ユアグロー、ジェラルド・カーシュとか。ほとんどが「合わない」との感想。不思議だ。

これは俺の中で何かしらの化学変化が起こっていると考えていいはずだ。上手く消化してアウトプットできてるみたい。
これは、もう星新一賞というか、松閣オルタ賞を設立してもよい頃合いということ。
いやー気がつかん間に、時代築いたぜ。ぜひふるってご応募下さい。
応募要項としては、以下の2点です。
・松閣を賛美し、崇めたたえる内容であること。
・127文字以下で、『松閣最高』という四字熟語あるいは『松閣マジ最高』『愛してる』『抱かれたい』を3回以上使用すること。

名作の投稿を期待してます!

4 thoughts on “だからドロシー、名前をください

  1. Reply サンスペ 9月 23,2014 3:54 AM

    天気も良く松閣最高気温も涼しくなった。清々しく伸びをした女は犬派であるが、エサをやった猫がすっかり住み着いてしまった。共に過ごせば魅力もわかるもので、今では唯一の家族として愛してる。つぶらな眼差しでこちらを見ると、抱かれたいのか膝へと飛び乗った。

    よし123文字!
    「松閣最高」の四字熟語むずいです。
    あ、これ実は松閣を崇め奉ってますよ!!(笑)松閣オルタ賞にエントリーします。

    星新一賞、応援しています!

  2. Reply まつかく 9月 23,2014 8:33 PM

    >>サンスペ
    ■審査員より■
    なかなか読ませる。ただ猫への関心が高いようでそこが玉にキズ。猫より抱かれたい松閣だろう。応募要項にある『松閣を賛美し、崇めたたえる内容であること』がイマイチ薄い。松閣最高もとってつけたようであるし。選者は誰よりも自分を愛しており、自分で自分を抱きたい。


    ↑127文字の選評小説。いやー我ながら暫定優勝候補ですね。

  3. Reply テロメア 9月 29,2014 9:49 PM

    そもそも何故『松閣最高』『愛してる』『抱かれたい』等の陳腐な文字列で松閣の聖人ぶりが表現できると考えたのか皆目見当がつかず、実にあったぼこしゅもない。そう独り言ち、然し投稿せずには居られぬのは己の性なのか、将又違う何かの圧力なのかは私にも解らぬのである。(127字)

    • Reply まつかく 10月 16,2014 10:19 AM

      >>テロメア
      ■審査員より■
      全体として古風な作風ではあるが、自問する形で賛美を導入している技巧に舌を巻いた。この構造により読み手は自身も哲学的とも言える松閣愛探求へと誘われ知的冒険の旅に出る。そして松閣の偉大さを再発見する。これはまさに旧態を廃した新たな冒険小説の夜明けと言えよう。
      (127字)

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