林檎とロボが殴り合う

ios9のコンテンツブロックについて。


松閣です。
過日、Appleが自社ブラウザであるサファリに『コンテンツブロック』を解禁した。
これはweb閲覧をするときにつきまとう『広告』を非表示に出来ると言うものだ。

これが発表されて以降、広告業関係者や、webサイト運営者がザワついていた。iphone使用者からの広告費が入らなくなるからね。

これって、地味に恐ろしい問題で、ユーザーからすれば「広告ウザイしいいじゃん、最高!」となるのだが、事は複雑だ。
現在、多くのwebサイトの運営費が広告によってまかなわれているため、広告収入が入らないとなるとビジネスモデルの転換を迫られる。

たとえば、google。
googleはその収入のほぼすべてを広告に依存している。そしてYahoo!。youtube、twitter、facebook。挙げ始めたらきりがない。

極端を言えば、そこらへんの企業は収入源が絶たれると言うこと。
これ、いずれユーザーの首を絞めることに繋がると思う。課金制にするか、サービス停止か。

ちょっと極端すぎるかも知れないが、少なくともAppleはパンドラの箱を開けた。

「結局、広告ブロックするのは一部のギーク、情報強者だけ。ゆえに影響は軽微」とする識者が多かったが、いざ蓋を開けてみれば日本でもアメリカでもアプリランキングの上位に食い込み、ものすごい勢いで実装されている。

話題になったことで、今まで『広告ブロック』そのものを知らなかった層にまでその存在が知られたことも影響しているだろう。

現在、webを行き交うトラフィックは、PCを抜いてモバイルのものが首位になった。ザックリ言えば、その内訳の半分を占めるのがipnone。その分の見込み収益がバッサリ切り落とされるわけだ。

コレに対して、コンテンツブロックを使用しているユーザーにはサイトを見せない、利用させない――という動きが出はじめた。
「広告見ないなら、貴方はサイトの情報に触れる権利がない」と言うわけだ。
これに関してフリーライダーだのアド割れ厨など差別的な表現が広がってるが、実際、サイト運営してない人からすれば広告なんてウザイだけだし仕方ないとも思う。

オカルトクロニクルにももちろん影響はある。
オカクロは統計情報によると、75%がスマホからのアクセスになっている。広告貼り付けても赤字なのに、さらに赤字が広がるw

オカクロで大体、月間16万PV程度なんだけど、100万PVとかの大手サイトは結構痛手なんじゃないかなぁと。今後どうなって行くんだろう。興味深い。

俺としては別に広告収入で飯が食えるとも思っていないので、ダメージ少ないけど、他のサイトが閉鎖していくのを見るのはイヤだなぁ。

結局、サイト運営していくと、サーバーレンタル代、ドメイン管理代はかかる。

「昔みたいにフリースペースでやればいいじゃん!」と思う人もいるかも知れない。
でも、そのフリーのHPスペースなりサーバーなりを提供する会社が、作成されたサイトに広告を表示させることで利益を得ているわけで、結局コンテンツブロック以後は焼け野原。

なんでも、twitterとか見てたら、通常のクリック型広告が全滅するから、今後はAMAZONアソシエイトにトレンドが戻る! って言うサイト管理者もいますね。

これ、オカクロにも貼ってあるっすけど、ユーザーがそのサイトのAMAZONへのリンクをクリックして、24時間以内にAMAZONで何か買い物すると、数%がサイト運営者に還元される仕組み。これならコンテンツブロックで消されないから、って話。

とはいえ、利益率が雀の涙なので、トレンドが戻ることはないと思う。100円の本買ってくれて、3円とかっすよ?
ちなみに、このAMAZONアソシエイト、16万PVのオカクロで一ヶ月でタバコひと箱にも届きません。お金のありがたみの勉強にはなるっすけどねー。

結局、物好きだけが残るのかなぁ。

俺だって、金にもならんのに、ゾンビになりかけでオカクロとか13月更新っすよ。資料集めて精査して、裏とって。
nerukaku001
気付いて頂けただろうか?

ではもう一度、アップで見てみよう。

nerukaku002
わからない?
では、最大限にアップしてみよう。

nerukaku003
ぎゃあああああ、となって頂けただろうか。

塗りムラだと思ったら、大間違いなのである。

まぁ、オカクロでも何でも、こういう風に君らをだまくらかして楽しめれば俺はいいんすけどね。

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