更新。 松閣です。
鼻セレブを一枚一枚大切に使う僕もセレブを自称していいんでしょうか。
しょうもない話なんですが、こないだハリウッド映画ばりにスリルとサスペンスと、恐怖と感動、ロマンス以外のエンタメ要素にあふれた出来事がありましたよ。 画像が多いのでPCでの閲覧を推奨します。 では、再現ドラマを見ていただこう。本当にあった呪いの話ふうに。
あの日、わたしは低所得労働の仕事へ向かうため、車を運転していました。
冬空の、良く晴れた午後だったことを良く覚えています。
それは、わたしにとって、何てことはないただの日常で、ただ気怠く過ぎていくハズの日でした。 ――あの事件が起こるまでは。
わたしの仕事は、(中略)なので、いつも(中略)なのです。
(前略)だったなら(中略)それは、言い過ぎだよマリアンヌ。
ボクは民衆のことをいつも考えているよ(後略)ああマリアンヌ。 愛しいマリアンヌが去ってゆく。優しい香水のにおいだけを残して。
マリアンヌって誰だ? 略しすぎてよく解らなくなりましたが続けます。
まぁ、アクビをして、歌を歌って、普通に仕事へ向かっていたワケですよ。 車道は昼前なので車通りは多かったと思います。
その中を、小室哲哉風にいうと、アスファルト タイヤを斬りつけながら 暗闇走り抜けていたわけです。チープなスリルに身を任せても、明日に怯えていたと思います。
まぁ、実際に怯えていたのは『遅刻に』ですが。 そのとき
ボクは目を疑いました。
何が起こっているか、若いボクには理解できなかった。 これは実際の現場写真を見ていただいた方がいいでしょう。
では、実際にあった呪いのビデオ風に映像をごらん頂こう。
気がついて……頂けただろうか……?
ではもう一度。 replay
タイヤって、取れるぅ?
走行中にタイヤって取れるん?!
節子ぉぉぉ、それ現実やない! ルパンの世界や!
松閣モービルの前方を走行していた軽自動車のタイヤが突然『ガコッ』と外れて道路をゴロゴロ。
節子ぉぉぉぉっぅうおん! なんでタイヤすぐ取れるんンンンンッ!
タイヤを失った車は失速しながら近くのガソリンスタンドの方へ突っ込んでゆく。
異常事態に気がついたガソリンスタンドのマダムが素早く道路へと駆けだしてくるが、彼女も何をどうしたら良いのかわからず出てきたはいいがオロオロするばかり。
彼女は混乱しているのだ。
彼女はきっとこう思ったに違いない「なんでタイヤが取れてるんん!? 節子ぉぉぉ!」
普段から冷静沈着なボクだって混乱しましたもん。
だって、先行車のタイヤがいきなりゴロゴロ転がってくるなんて、こんなんマリオカートの世界じゃないか!
こんなワナを危険予知できるかと僕は憤りました。
事故らなかったのがさすがだよね、俺。
タイヤのない先行車は、のろのろとガソリンスタンドへ入っていきました。マリアンヌの香水よろしく、道路にタイヤだけを残して。
車ってタイヤなしでも走るんですね。てか、タイヤのない今、『車』とも呼びたくないが。
んで、なんだかんだでチープなスリルに身を任せたいシティーハンターな松閣は、この街で優しさに甘えていたくないので、先行車の後ろからガソリンスタンドに入りました。遅刻に怯えていたよ。
野次馬根性とののしられても、その批判は甘んじて受けます。でもガソリンもなかったし、実際、被害者と言えなくもないし。 で、写真撮らせてもらいました。
うーむ。リアル。
店員さんもどうして良いのか解らず、過去には車であったソレをのぞき込んだり首をかしげたり。
スタッフAはなかまをよんだ! スタッフBがあらわれた!
「これはもう、だめかもしれんね」 そんな言葉が聞こえてきそうな雰囲気である。
車の持ち主のおじいさんは、なんだかワケがワカらんぐらいブチ切れて、何かを叫びながら近くのコンビニへと走り去っていきました。
俺なんかは、さすがのコンビニでも、タイヤは売ってないとおもうんですよね。
じいさんブチ切れてるし、野次馬まつかくは1000円ぶんしかガソリン入れないし、写真撮るし、道路には部品が散乱してるし、じいさんブチ切れてるし……。
スタッフCのおじさんに訊けばナットだかボルトだかが腐って限界に達したそうだ。ふーん。
こんな状態でも懸命にタイヤを取り付けようとしているスタッフ群に僕は感動すら覚えました。この人たちは、きっと車が大好きなのに違いない!
さすが、『心も満タンに』のコスモ石油であるな、と。
まぁ、心は満タンでも、ガソリンは1000円ぶん。
俺は帰りに安いセルフスタンドでガソリンを入れ直すことを心に決め、その場を去った。
なぁ、じいさん。get wildなアンタにGet chance and luckだぜ。
君だけが守れるものがどこかにあるさ。誰かのために生きられるなら、何も怖くはない……。
俺は、車の窓を開けて、車内に入り込む風に身をさらし『走る喜び』を再確認した。
――この現代社会も、この風のように冷たく厳しい。
季節が巡るように、この時代にもいつか春が来るのだろうか。 そんな無価値な感傷がエンジン音に乗ってはるか後方まで流れていった。
会社には遅刻した。
タイヤ脱落こわぁああ(°□°;)
ちなみに雪国だと時々ありますよ、自力でスタッドレスに交換した時にボルトの締めが甘く「ガッコン」www
これからタイヤ交換の時期だからまた見かけるんだろうな、道路にポツリ、忘れ去られたタイヤが。
…何故忘れられるのかは永遠の謎です(笑)
松閣です。
スタッドレスって、たしかにそうかも!
あのじいさんが自分でタイヤを付け替えて……。
なるほどっすねー。僕のいるとこは一年に一度ぐらいしか雪が積もらないのでそんな雪国あるあるがあるとは知りませんでしたww